お金の心配が人間をバカにする悲しい理由と対処法【考え方】
はじめに
皆さんは、お金について心配事がありますか?
・今月も給料が少ない
・月末になるといつもお金がない
・貯金が全然できていない。
など、人それぞれ何かしらお金についての悩みを持っていると思います。
しかし残念なことに、そのお金の心配があなたの知能を下げているかもしれません。
という話があったので、紹介します。
この記事を読めば、お金の心配をすることがさらにお金の問題を生むということが理解でき、それに対する対処法を知ることができます。
(この記事は、ハーバード大学の心理学者センディル・ムッライナタンとプリンストン大学のエルダー・シャフィールの研究を基に書いています。)
目次
1.お金の心配が知能指数を下げる
今日の内容を一言で言うと、
「お金の心配が知能指数を下げる。」です。
なぜなら、お金が足りないという感覚が頭を埋め尽くしてしまうからです。
これは収入の大小は関係がありません。
収入が多いから知能指数が下がらないわけではなく、また収入が低くてもお金の心配をしていなければ大丈夫です。
だから例えば、
年収が1000万円の人が年1200万円の支出をしていればお金の心配事は止みませんし、
年収が200万円の人が年100万円の支出で生活できればお金の心配はしないでしょう。
つまり、
お金がない!→お金の事で頭がいっぱい→判断能力や認知能力の低下→無駄遣い→お金がない!→以下同じ
という欠乏の永遠ループが出来上がってしまうのです。
私生活で考えるために、競馬に行ったAさんを例に考えてみましょう。
Aさんは最終レースまでに大きく負け越してしまっています。
Aさん「やばい、お金がなくなっちゃった。あとは、最終レースしか残っていない。」←お金が足りないという感覚
「よし、最終レースで大当たりして一発逆転を狙おう。」←判断能力の低下
結果は、、、
Aさん「大穴を狙いすぎてまた負けちまった。大損だ。」
となるのがほとんどですよね。
ギャンブルやパチンコで最後に一発逆転するために勝とうとするが、結局負けてしまうのはお金の心配によって判断能力がやられていたからということです。
このような時は、損失がこれ以上大きくならないように手堅くいくべきですが、
そんなところに頭は回りません。
お金が足りないときはバカになっているということを頭に入れておきましょう。
2.知能を下げないための解決策
それでは、お金が足りないという感覚に陥っているときはどうすればいいのでしょうか。
一言で言うと、「自分のお金の使い方や癖を把握し、計画的にお金を使うようにする」です。
お金に心配がなぜ起こるのかと考えたときに多くの人は、
・お金を何に使っているかわからないけどなくなっている。
・貯金が全くできていないから将来が不安
などの理由をあげます。
このようなお金が足りないという感覚がIQを下げるわけですから、
まずはお金に余裕を持つことが大事です。
そのためには、お金の管理を心がけましょう。(当たり前のことだけど面倒くさい)
具体的な方法としては、
- 月に一回、月の予算を決める。(家賃~円・食費~円・書籍代~円など)
- 家計簿アプリで支出を管理する。(マネーフォワードがおすすめ)
単純ですがこの2つをするだけでお金の使い方や癖が見えてきます。
自分が何にお金を使っているか、いくら使っているか、無駄遣いはどれかなどを頭の中ではなく、数字としてみることで客観的にお金と向き合うことができます。
また記録をつけることで無駄遣いを認知することができるため、判断能力の向上にも効果があります。
このように、お金の収支をしっかり把握することで自分のお金の現状を数字として把握することが、お金に対する余裕を生み判断能力を下げることを防ぐことができます。
まとめ
お金の心配が人間をバカにする理由は、
・お金がないと頭の中がお金の心配でいっぱいになり、判断能力が低下する。
・判断能力の低下がお金の無駄遣いにつながり、ますますお金が足りなくなる。
そしてそれの対処法は、
・お金の予算を立てること。
・収支を管理すること。 でした!
お金の悩みが完全に消えることは一生ないと思いますが、
お金の心配だけで頭がいっぱいにならないようお金に余裕をもって生活しましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
【参考文献】↓超絶おすすめするお金の本!!!↓
MIND OVER MONEY―――193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実
- 作者: クラウディア・ハモンド
- 出版社/メーカー: あさ出版
- 発売日: 2017/08/11
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る