半額シールがお買い得ではない衝撃的な理由:価格の絶対性【考え方】
はじめに
いきなりですが、皆さんはスーパーで買い物をするとき、半額シールがついているものを買いたくなったことはありませんか?
ほとんどの人が半額シールを見た瞬間「安くなってる!」って判断しちゃうと思います。
値段が半分になるんですから、それはそれは安くなってますよねー。
しかし、それはあなたにとって本当にお買い得なのでしょうか。
今日は皆さんが陥りがちな価格の罠について解説し、価格と価値を判断する重要性について理解していただきたいと思います。
目次
1.半額シールはお買い得ではないこともある
スーパーが半額シールを貼る理由
ここでは、分かりやすくスーパーを例にして解説します。
皆さんが半額シールを見かけるときのパターンとして
・賞味期限が近い
・閉店間際の売れ残り
・在庫処分
など、そのスーパーが廃棄を減らすために半額シールをつけて売り切ろうとする場合がほとんどですよね。
そのため、閉店時間に近づくと半額シールを目当てにやってくるお客さんがいます。
シールが貼られるだけで半額になるんですから、目当てに来る理由もわかります。
しかし、よ~く考えてみてください。
半額シールの商品を買ったとき、あなたは本当にお買い得なのでしょうか。
具体例を挙げて考えていきたいと思います。
具体例
例えば、あなたが夜ご飯をスーパーに買いにいったとします。
この日、800円の牛肉弁当が半額シールによって400円になっていました。
その隣には定価350円の日替わり弁当があります。
夜ご飯に充てられるお金は一日350円と予算を立てているため、いつもはこの日替わり弁当を買っています。
さて、この場合あなたはどちらを選びますか?
合理的な判断をする場合、この日も同じく日替わり弁当を買うでしょう。
なぜなら、400円では予算オーバーになってしまうから。
しかし、大抵の人が半額シールにつられて牛肉弁当を買ってしまうと思います。
(好みによっては買わないかもしれませんが笑)
半額シールが魅力的に感じる理由
それではなぜ、半額シールにつられてしまうのでしょうか。
それは1つの商品の中で、定価と割引された価格を相対的に見てしまうからです。
牛肉弁当の値段は、800円から400円に値下がりしています。つまり、800円という数字がアンカーとなって、400円が安く見えてしまいます。
しかし、ここで注意すべき点はあなたが払う価格を絶対的に見ないといけないということです。
現在、牛肉弁当を買うために必要な値段はもちろん400円です。その400円にもともとが800円だと言う情報は、関係がありますか?
そして、それは1日の予算を上回ってますよね。
50円の損失を出してまで牛肉弁当を買うことは、果たしてお買い得なのでしょうか。
つまり、日替わり弁当と比較すべきものは、800円から値引きされたものではなく、初めから400円として販売されていると仮定した牛肉弁当だということです。
これが価格の絶対性です。
このように、割引されたという事実に関係なく、自分が払う価格そのものに焦点を当てて、買うかどうかを決めることが重要になってきます。
2.半額シールがお買い得になりうる場合
3.価格を絶対的に見るための3つの質問
おわりに
- 半額シールが貼られるのはお店側の都合!
- 定価との差額に惹かれてるだけ!
- 半額シールは疑ってかかれ!
というお話でした。価格が半分になる魅力はもちろん僕も熟知しています。ただ、半額だから安いわけではないということを頭に置いて、買い物をより戦略的に行って頂けると幸いです!
最後まで読んで頂きありがとうございます。